在宅ワークにはさまざまな種類がありますが、簿記2級の知識でできる在宅ワーク、在宅副業4選を紹介します。
私が実際におこなっている仕事も含めて、再現性が高いと判断したものを厳選しました。
- 記帳代行
- 経理代行
- Webライター
- ココナラでのスキル販売
私は体調不良で外で働けなくなってしまったのですが「簿記2級」の資格を活かしていくつかの在宅ワーク・副業で収入を得ています。在宅ワークで少しでも収入が得られると、大きく家計改善できますよ。
1と3が、私が現役でお仕事中のものです!
- 在宅の仕事を探している人
- 副業だけ在宅でやりたい人
- 簿記2級を取得しており、仕事に活かしたい人
- 簿記2級に興味のある人
どのような仕事があって、どのように仕事を獲得していくか、ぜひ確認してみてください。
相原まりこです。
日商簿記1級取得。その後、公認会計士試験合格、FP技能士2級を取得。
体調を崩して出勤できなくなり、現在、日中は記帳代行および税務申告補助をメインに、副業で会計・税務ジャンルをメインとしたWebライターをしている。
詳しくは運営者情報をご覧いただけると嬉しいです。
実務経験者と未経験者ごとの仕事・副業の選び方
私は会計事務所での実務経験があり、「経験者」として記帳代行の仕事を探しました。一方、Webライターは「未経験者」から仕事を始め、徐々に案件を増やして現在も続けています。
どのような仕事でも、実務経験があれば採用されやすいことは確かです。後ほども述べますが、もし実務経験を積めるチャンスがあれば、まずは経験した方が、在宅での仕事を開始するのにスムーズでしょう。
しかし、さまざまな事情で外では働けない場合もあるかと思います。
この記事で紹介する在宅ワーク4選では、経験者の方がスムーズにできる仕事と、未経験者でも始めやすい仕事に分類しました。希望に合わせて読んでみてください。
簿記2級を活かした経験者向けの在宅ワーク2選
実務経験者向けの在宅ワークを、2つ紹介します。
ただ、実務経験者ではないと「必ずダメ」ということではないですので安心してください。未経験者でも採用されやすい方法も紹介します。
私の契約先も「未経験者」OKで、実際に採用しています。
仕事別に以下を紹介します。
- 仕事の概要
- 仕事の探し方
- 見込める収入
- 収入の上げ方
記帳代行
記帳代行は、私が日中メインでしている仕事です。会計事務所で記帳代行の仕事をしていたことから「経験者」をアピールして採用いただけました。
仕事内容
領収書や通帳の通帳のデータなどをもとにして、会計ソフトに仕訳を入力する仕事です。
近年会計ソフトのクラウド化が進み、自宅でも仕事ができる環境が整ってきました。入力元である領収書などの書類もデータ化してやり取りするケースも増え、パソコンとインターネット環境さえあればできる仕事になりつつあります。
このため、外注する企業や会計事務所が徐々に増えています。
記帳代行は「仕訳」が分からない方には難しい仕事であり、まさに簿記2級の資格・知識を活かせる仕事といえるでしょう。
ただし、実際に仕訳を計上するには「消費税」の知識が多少必要です。私が会計事務所で初めて記帳代行をした時は、簿記の知識しかなかったため、最初に消費税を勉強しました。
しかし、一般的な仕訳を計上するだけなら、そこまで難しいことはありません。
だいたいのパターンがあるためすぐに覚えられます。
もし未経験の方は、実際に何かの会計ソフトを触ってみて、仕訳を入れてみましょう。シェアの大きいクラウド会計ソフト、例えばfreee会計
仕事の探し方
在宅での記帳代行の求人は、以下のようなところから探せます。
求人サイトの例 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
クラウドソーシング サイト | クラウドワークス ランサーズ | 匿名で仕事ができる 初心者向けの求人がある 短時間の副業求人も多い | 手数料が高い |
在宅ワークが多い 求人サイト | ママワークス ヒュープロ ビズアシストオンライン | 求人の職種が幅広い | 在宅ワーク以外の求人も多い |
在宅での記帳代行をメインとする求人サイト | 会計事務所経験を活かしたい方へ 在宅スタッフ募集【ジャスネット在宅スタッフ】 | 記帳代行、経理業務在宅ワークに特化している | 求人の職種の幅が狭い |
経理代行会社 | メリービズ | 記帳代行、経理業務の在宅ワークに特化している | 求人の職種の幅が狭い |
オンラインアシスタントの求人サイト | オンラインアシスタント「フジ子さん」 | 経理業務、秘書・総務業務などの在宅ワークに特化している | 記帳代行、経理代行の特化ではない |
会計事務所 税理士法人 | インターネット 検索 | 記帳代行、経理業務在宅ワークに特化している | 求人があるかはタイミングによる |
クラウドソーシングサイトは、初心者向けから、勤務時間もさまざまな求人が多くあり、実務未経験の方、副業をしたい方、単発で仕事をしたい方、匿名で働きたい方などにおすすめ。
誰でも手軽に登録でき、気軽に仕事を探しやすく便利です。
しかし、例えばクラウドワークスでは報酬から20%の手数料が差し引かれてしまいます。慣れてきて、報酬が高くなるにつれ、重い負担感が出てくるところです……。負担を感じ始めたら、他の方法にもトライすると良いですよ!
経験者の方、匿名にこだわらない方、まとまった時間仕事をしたい方などは、クラウドソーシング以外の方法で探してみましょう。
私は初心者ではなかったため、実務経験をアピールして会計事務所と直接契約しました。
ただ、求人があるかはタイミングによりますね……。
記帳代行・経理代行の求人の多くは月50時間以上程度など、それなりの時間を要するものが多いです。
このため副業ではなく、メインの仕事とすることがおすすめ。私も、記帳代行と税務申告補助をメインの仕事としています。
少ない月は月70時間、多い時は150時間くらい働いています。
見込める収入
まとまった時間を必要とする求人が多いため、採用されれば収入もある程度の金額を確保できます。
時給は税込で1,050円程度から、多いと1,500円から2,000円を超えるケースもあります。時給1,500円で70時間働けば、105,000円の収入になりますね。
時間給の求人が多いですが、案件ごとの固定報酬もあります。
固定報酬の場合、どの程度の時間がかかるのか分かりにくい面があるため注意が必要です。初心者の方は時間給を選ぶ方が無難です。
収入の上げ方
収入を上げるためには、以下がおすすめです。
- 長く誠実に仕事をして信頼を得る
- 実績を積む
- 勉強をして、関連する周辺業務もできるようになる
勉強のなかでも、特に簿記2級を取得した人におすすめなのは基本的な税務知識の勉強、給与計算などの経理実務の勉強、FP2級の勉強などです。
私は基本的な税務の知識で、税務申告補助の仕事もしています。税務申告補助の仕事は、決算書の作成、確定申告書や関連資料のドラフト作成などです。
仕事量が増えるので、収入もUPしました。
長く続けていると、少しですが時給もUPしています。
記帳代行については、以下の記事でもくわしく紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
経理代行
経理代行は、さまざまな経理業務や事務作業をおこないます。
上記で紹介した記帳代行も経理代行のひとつといえますが、経理代行にはさまざまな仕事があるため、別項目で紹介します。
仕事内容
記帳代行の他には、例えば以下のような仕事があります。
- 給与計算
- 経費精算
- 請求書の作成
- 売上などの経理に関する数字の集計
- 資金繰り表などの内部管理資料の作成
経理の仕事は「簿記」の知識が必ずしも必要とは言えません。
しかし、簿記の資格がある方が優遇されるケースが多いです。一定のスキルを見る基準となっているのではないでしょうか。
仕事の探し方
記帳代行と同様の方法で、経理代行も探すことが可能です。再掲します。
求人サイトの例 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
クラウドソーシング サイト | クラウドワークス ランサーズ | 匿名で仕事ができる 初心者向けの求人がある 短時間の副業求人も多い | 手数料が高い |
在宅ワークが多い 求人サイト | ママワークス ヒュープロ ビズアシストオンライン | 求人の職種が幅広い | 在宅ワーク以外の求人も多い |
在宅での記帳代行をメインとする求人サイト | ジャスネットコミュニケーションズの在宅ワーク紹介サービス | 記帳代行、経理業務在宅ワークに特化している | 求人の職種の幅が狭い |
経理代行会社 | メリービズ | 記帳代行、経理業務の在宅ワークに特化している | 求人の職種の幅が狭い |
オンラインアシスタントの求人サイト | オンラインアシスタント「フジ子さん」 | 経理業務、秘書・総務業務などの在宅ワークに特化している | 記帳代行、経理代行の特化ではない |
会計事務所 税理士法人 | インターネット 検索 | 記帳代行、経理業務在宅ワークに特化している | 求人があるかはタイミングによる |
経理代行では、実務経験者が優遇されることは確かです。
しかし経理業務は資格が必要なく、資料作成などを指示通りにおこなえばよい仕事もあります。
このような仕事は、クラウドソーシングサイトに多くある傾向にあり、実務経験を積んでいくのに良いでしょう。
しかし、決算業務や給与計算、売掛金の管理などは、実務の知識がないと厳しい面も多くあります。
経理代行では、実務経験が重要視される仕事も多いです。
まとまった時間仕事をしたい方は、記帳代行と並行して経理代行の仕事も探していくと収入につながります。
見込める収入
記帳代行同様、まとまった時間を必要とする求人が多いため、採用されれば収入もある程度の金額を確保できます。
ただし記帳代行は仕訳の専門的な知識が必要になるのに対して、経理代行の中には集計などの単純作業もあり、当初の単価は少し下がる可能性があります。
仕事内容によるので一概には言えません。
収入の上げ方
記帳代行同様、以下がおすすめです。
- 長く誠実に仕事をして信頼を得る
- 実績を積む
- 勉強をして、関連する周辺業務もできるようになる。
繰り返しますが、勉強のなかでも特に簿記2級を取得した人におすすめなのは、基本的な税務知識の勉強、給与計算などの経理実務の勉強、FP2級の勉強などです。
経理業務で収入を上げるには、まずは誠実な対応で実績を積むことが大切です。
さらに、給与計算などの「専門的な知識」が必要な仕事ができるように勉強をすると、単価も上がり仕事の幅も広がります。
資格が必要ない分、この人に依頼したい、と思ってもらえるように実績を積み重ねていくとよいでしょう。
簿記2級を活かした未経験者向けの在宅ワーク2選
実務未経験者でも比較的採用されやすい在宅ワークを、2つ紹介します。
ただし、簡単ではありません。新しいことを始めるときには、まずはある程度の情報収集をして、根気強く応募することが大切です。
あまり考えすぎると動けませんが、何も考えないと失敗してしまいます。インターネットの無料検索で十分なので、しっかり情報収集してから仕事を探していきましょう。
Webライター
Webライターは「未経験から在宅でできる」として近年人気の仕事です。
仕事内容
Webサイトに掲載される記事をクライアントの指示・要望に従って執筆します。
外出せずともWebや書籍でのリサーチ、自分の体験などをもとにして完全在宅で完結できるものが多くあります。
中でも金融ジャンルは単価が高く人気です。金融といっても、不動産、投資、節約、保険、税務など幅広いですが、簿記2級の知識は特に経理や会計関係のジャンルで活かせます。
ライティングの仕事であり、簿記に関する実務経験がなくても採用されます。実務未経験者でも取り組みやすい仕事といえるでしょう。
ちなみに私は、下記のような簿記2級で勉強する内容を説明するテーマで、多数執筆してきました。
- 減価償却とは?
- 繰延資産とは?
- 特別損失とは?
Webライターは、クライアントが求める記事を書く仕事であるため、ライティングのスキルがまずは必要です。これを踏まえた上で、簿記の知識が活かせるような案件を選ぶとよいでしょう。
私は初心者からWebライターの副業を始めて3年目です。在宅可能な仕事しかできないですが、Webライターは在宅のみでできる案件がたくさんあります。
簿記の知識だけでなく、会計事務所での経験を活かして税務の記事も多く執筆しています。
仕事の探し方
Webライターの仕事を受注するにはさまざまな方法がありますが、初心者の方はクラウドソーシングサイトで探すことがおすすめです。
クラウドワークス、ランサーズは求人数が多いため、まずは登録して探してみましょう。
Webライターは初心者が未経験から始められる一方で、応募者が多くなり、最初はなかなか仕事を受注できません。根気強く応募して実績を積みましょう。
そのような中でも簿記2級で専門的な知識があれば、関連する仕事に採用されやすくなります。
私も実績がないうちはなかなか案件に通りませんでしたが、経理や税務関係の案件は初心者のうちから採用確率は高かったです。
案件に応募する時はしっかり「簿記」の資格をアピールしています。
初心者の方は応募する際に、Webライターの案件に関する情報をまずは収集することがおすすめです。
具体的には、一般的に以下のようなことに注意が必要と言われています。
- 文字単価が異常に低い案件は避けたほうがよい
- テストライティングが異常に低単価の案件は避けたほうがよい
ただし上記の注意が必ず正しい訳ではありません。案件選びについて、経験者の情報をインターネット検索やTwitterで情報収集してみましょう。
見込める収入
Webライターの報酬は、かなり幅があります。
会計や税務に関する案件はある程度の専門性が必要になるため、クラウドソーシングでも文字単価1円以上の案件を見つけることは難しくありません。
例えば文字単価1円だと、以下のような報酬になります。
文字数 | 記事数 | 報酬 |
---|---|---|
4,000文字の記事 | 1記事 | 4,000円 |
4,000文字の記事 | 20記事 | 80,000円 |
10,000文字の記事 | 10記事 | 100,000円 |
作業量が多ければ、報酬も高くなります。
1円で計算した例を紹介しましたが、もっと高い単価の案件ももちろんあります。慣れてきたら単価を上げることを考えていきましょう。もし文字単価が2円であったら、上記の報酬は2倍になります。
ちなみに私はWebライターの副業を始めて3年目、「会計や税務」のジャンルばかりをねらって100記事以上執筆してきました。
専業でやるには「会計や税務」のジャンルだけだと案件が少ないかも。
他の金融分野などにも手を広げる、ライティング以外の仕事も視野にいれるなど、簿記の知識を足がかりにして仕事を増やすとよいでしょう。
収入の上げ方
Webライターの収入は、本人次第でどんどん上がります。
記帳代行や経理代行は、ある程度業務内容が決まってしまっているため、収入の上げ幅も限界があるところです。
しかしWebライターの仕事はさまざまな仕事があり、価値を感じてもらえれば大きな収入が得られるでしょう。
ただしこれは、Webライターとして仕事をするスキルを上げる必要があり、簿記2級の知識だけでは厳しいでしょう。また、もし在宅でしか仕事ができないとなると仕事内容も限られる面はあります。
Webライターとして在宅で収入を上げるためには、以下がおすすめです。
- 長く誠実に仕事をして信頼を得る
- 実績を積む
- 執筆可能なジャンルの幅を広げる
- どんどん応募、営業して案件を増やす
- 単価交渉をして収入を上げる
- Webライティングだけでなく、関連する仕事も検討する。例えばブログ運営、Kindle出版など。
- 記帳代行やココナラ販売なども並行しておこなう
私はWebライター業務を副業にして、記帳代行をメインのお仕事にしています。
いろいろ組み合わせると、収入も安定できるのでおすすめです。
ココナラでのスキル販売
ココナラは、さまざまなスキルを活かしてサービスを提供するスキルマーケットです。
仕事内容
簿記の知識を活かした出品の例を紹介します。
ココナラで検索したところ、以下のような出品がありました(2023年6月時点)。
- 日商簿記2級の疑問・質問に分かりやすく答えます サービス期間の長さなどで違いがあり、2,000円~5,000円程度
- 簿記2級に合格する勉強方法、教材教えます 1,500円
- 個人でも法人でもOK!記帳代行します 仕訳50件まで5,000円
- 法人記帳代行1行40円
何を売るかは工夫次第ですが、未経験者であれば勉強方法や内容の質問に答えるものが手軽に出品できそうです。
勉強に関するスキルは、合格したばかりの方のほうが強いでしょう。講師の仕事は実務経験がほぼ必要ないので、実務未経験の方が取り組みやすそうなお仕事ですね!
また、経験者であれば前述した「記帳代行」や「経理代行」をココナラで請け負うこともできるでしょう。自分の条件で仕事ができ、やりやすいのではないでしょうか。
仕事の探し方
ココナラで仕事を受注するためには、能力をアピールすることや、サムネイルを目立たせることなどが必要で、実績がないとWebライター同様難航する可能性があります。
最初は他の仕事も同時に探しながら、副業として始めるとよいでしょう。
簿記2級の試験合格をサポートする場合、ココナラでの出品に限らず、専門学校に所属して教える方法もあります。しかしオンラインだけで仕事ができるかどうかは分からないので、個別に確認が必要でしょう。
ストアカなど、オンライン講師ができるようなサービスを探す方法もあります。
このようにスキルを売る方法では、工夫次第で収入につなげることができます。
見込める収入
ココナラでは自分で値付けをするため、収入の見込みは難しい面があります。周りの出品などを見ながら試行錯誤して価格設定をしていくしかありません。
講師の仕事の場合、出品の単価は2,000円~5,000円程度、かかる時間は内容によってさまざまです。
記帳代行を出品している場合、1仕訳40円程度から100円程度までさまざまです。個人の確定申告時期など、需要が高まると収入が得やすくなるかもしれません。
ココナラでは自分のスキルを売るため、価格の差別化がなければ、経験者、実績がある方のほうが売れやすい傾向にあります。
収入の上げ方
Webライター同様、工夫次第で、価値を感じてもらえれば大きな収入が得られるでしょう。ただしこれは、ココナラでの販売スキルや自分のサービスの価値を上げる必要があり、簿記2級の知識だけでは厳しい面があります。
収入を上げるためには、以下がおすすめです。
- 実績を積む
- アピール方法など、ココナラで売れる秘訣を研究する
- 講師として知名度を上げる施策をおこなう
- 継続的に請け負う他の仕事と並行しておこなう
簿記2級を活かして仕事をしている私の体験談
私は現在、記帳代行と税務申告補助の仕事をメインとして、会計・税務ジャンルのWebライター業務を副業として、どちらも在宅でおこない収入を得ています。
本当に「簿記2級の知識」で在宅ワークをしているの?と思っている方へ、私の体験談を紹介します。
アイハラは他の資格も持っているから、在宅ワークができているのでは?
と思われる方もいらっしゃるかも。
確かに私は簿記2級だけでなく、公認会計士など他の資格も保有しています。公認会計士は、合格までにはかなりの時間が必要な難関資格で、本当に大変でした。
しかしです。結論として、公認会計士の知識や実務経験は、現在仕事で使っておりません。
公認会計士として仕事をしていたのは、約15年ほど前。実務から離れてほとんど知識もさびれています。
それはそれで、残念かつ情けないことではあります……。
公認会計士の仕事は、なかなか完全在宅では難しい面がありまして……。
今の仕事では簿記2級の知識、そして基本的な税務の知識を使っています。ちなみに私の今の仕事は、求人の条件として「簿記2級」が必須でした。
よくある質問3選
簿記2級を在宅ワークに活かそうと考えていると、疑問に思うこともいくつかあるかと思います。
現役在宅ワーカーの経験から、よくある疑問に答えます。
- 本当に簿記2級の知識だけで、在宅ワークができますか?
-
できます!
私の体験談でも紹介したように、現在私は簿記2級の知識で記帳代行業務を在宅でしています。
- 実務未経験で記帳代行業務ができますか?
-
実務経験者向けとして紹介した記帳代行業務ですが、未経験でも可能です。
ただし、採用されるためには少し工夫が必要です。
まずは、未経験者を積極的に採用している会計事務所があるため、探してみるとよいでしょう。ただしどうしても求人はタイミングによるので、こまめにチェックしてください。
そして前述したように、freee会計
やマネーフォワードクラウドを実際に触っておくとアピール材料になります。 - 記帳代行業務の収入は安定しますか?
-
どの程度仕事が継続するかは、クライアント次第です。
ただし私の経験から言って、Webライターよりははるかに安定しています。
Webライターも2年ほど継続している案件もありますがごく一部です。
案件が終了しそうであれば、他を応募をして、の繰り返しをしています。
一方で記帳業務は事業がつぶれない限り継続して発生する仕事なので、3年以上継続しており今後も続く予定です。安定した収入が見込みやすい仕事だと思います。
まとめ | 簿記2級を活かして在宅ワークをしよう
以上、簿記2級を活かした在宅ワーク4選を紹介しました。
- 記帳代行
- 経理代行
- Webライター
- ココナラでのスキル販売
それぞれ特徴があります。まずはどの仕事が自分に合っているかを考えてみましょう。
ひとつに絞らずに複数の収入の柱があると安心です。しかし実務経験のない方は、慣れないうちはひとつひとつ丁寧にこなしていくことから始めましょう。
この記事では、私が比較的再現性の高いと思われる仕事を紹介しました。そうは言っても、努力もせずに簡単に稼げるというものではありません。
なかなか採用されなくても、簡単に諦めない姿勢が大切です。自宅で応募ができ、面談があったとしても多くはオンライン面談なので、外で働くパートの応募よりハードルは低いです。たとえ不採用であろうと気にせず、どんどん応募していきましょう。
在宅で収入を得て、家計改善する未来を夢見て!お互い頑張っていきましょう。
私が、在宅ワークで収入を増やすために特におすすめしたいことを厳選して2つ紹介します。
- 簿記2級だけでなく、関連知識を増やすと仕事の幅が広がります。
- 可能であれば、短時間で良いので実務経験を積むと採用される確率はグッと上がります。
勉強をするなら、基本的な税務の勉強、給与計算などの経理実務の勉強、FP2級の勉強などが特におすすめ。
実務経験を積むなら、会計事務所のパートタイムがおすすめです。
私は会計事務所での実務経験と、基本的な税務の知識が、記帳代行と税務申告補助に大きく役立っています。
ただ実務経験については、外で働くことが難しい場合もあると思います。そのような時でも、勉強はできます。
在宅ワークをして実績を積みながら、さらに勉強をすれば確実にステップアップできますよ。
私はステップアップのために、これからAFP認定を受けようと考えています。
また、これから簿記2級取得を目指そうと考えている人は、以下の記事も参考にしてみてください。